昨日はごめんなさい。
やっぱ疲れているのかな?
帰って少し仮眠とるつもりが
そのまま朝まで・・・。
本当にごめん。
しかも前スレ1000近くにも
気づかずに投下してしまって
次スレの誘導も貼れませんでしたね。
今日は1日家にいるんで
ノンビリ書いていくつもりです。

220 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/06/25(水) 07:42:19.95 ID:9bR6wUw0
寝ずに待ってたぜーーーーーーーー
無理せずにね
ちと仕事します。
最近は仕事→コレ→寝るの
無限ループ状態ですww
り投下してくれればおk
あさぐらいゆっくりすればいい
まりあの肩を抱く。
手がブルブルと震えた。
必死に震えを押さえようとしたが、それは止められなかった。
状況を理解したのか、まりあがスッと目を瞑った。
まりあも小刻みに震えていた・・・。
唇をそっと重ね合わせた・・・。
それ以上のことは何も無かった。
俺は自他共に認める、チキンハーターなのである。
でも俺は幸せだった。
今にして思えば、この時が公私ともに絶頂期だった。
しかし俺はこの後、ズルズルと転落していく。
公私ともに・・・。
でも最後まで見届けるぞ~
季節はすっかり秋になっていた。
その日は久しぶりに川田さんと居酒屋で飲んでいた。
この当時の俺は、川田さんのディレクター業務の50%を奪っている状態だった。
会社とプロデューサーは、当然外部に流れる経費を抑えたい。
そのためには月給制の内部ディレクターを使いたい。
しかし内部ディレクターは、プロデューサー同士で奪いあいになる。
経費削減は、プロデューサーの大命題であるからだ。
しかもこの当時、うちの会社は慢性的なディレクター不足であった。
そんな状況から、運良くではあるが
デビュー作を創った、俺にも序々にディレクターの仕事が増えてくる。
もちろんパブのような簡単な仕事である。
ただ彼らがデビューしていないのは、担当番組がパブのような簡単なものではなく
長尺物(放送時間が長い番組)だからである。
そうなると最初の1本はなかなか創らせてもらえない。
俺がディレクター業務を出来たのは運である。
実力では全くない。
余談だが、いくら簡単な作品とはいえ
入社半年でディレクター業務が出来るのか?
そう思う人もいるだろう。
答えはYESでありNOである。
ディレクターはライセンス職業では無い。
ここからディレクターになったという線引きはない。
ADでも演出をすれば、その現場ではディレクターだ。
その逆もまたしかり。
結局はどれだけディレクションの数が多いか?その割合にしか過ぎない。
部長昇進や課長昇進のように
「君は今日からディレクターです」と
言われてなるものではないのだ。
簡単な仕事でもなんでも、1本やってしまえばディレクターを名乗ることは出来る。
(そんなヤツは実際にいないが)
早い話がみんな全て「自称ディレクター」の世界である。
あの堤幸彦だって、食うに困ってADをやれば、その現場ではADだ。
(実際にそんなことは、まず有り得ないが)
その分燃えることもあるけれど…
納得できない、理不尽な扱いや
他人の意地悪やいやな気持ちが流れ込んでくると
すべてを消去して逃げ出したくなってしまう
パブのディレクター。川田さんのAD。中継の仕事。
その他、人手不足の番組の手伝い等々・・・。
そんな状況であったので、川田さんと顔を会わす機会も減っていく。
この日は本当に久しぶりに、川田さんと飲んだのである。
まずは乾杯。川田さんはピッチが早い!
俺も必死に付いていく。
この人は俺が同じ量の酒を飲まないとスネてしまうのだ。
俺は彼女が出来たことを、川田さんに報告した。
「マジかよ。仕事忙しいくせにお前もスケベだね~。」
ニヤニヤしている。
そして当然のごとく
「写メ見せんか!コラッ」と言われた。
この業界において、縦の関係は絶対である。
俺に断る権利は無いのだ。
素直に写メを見せる俺。
川田さんは驚いた表情で
「マジか!?お前がこの可愛いねーちゃんとかっ!!」
かなり動揺しているな・・・。
皆さんおはよう!
仕事の人は頑張って下さい!!
今日は時間があるみたいだな。楽しみにしてるぞーー(´ω`)ノ
一昨日ツレ達と酒飲んでたらその中の一人が「今すげーオモロなスレある」
って言い出してさ。
聞いたらニノのことだったよ。
「俺も読んでるぜ!仕事中に!」
って言ったらそこから2時間ぐらい話止まんなかった。
たぶん俺らみたいにみんなで盛り上がってる奴はいっぱいいると思うし、
一人で毎晩楽しみにしてる奴もいるだろうし。
まじでみんなわくわくしちゃってるんだって!!!
これから折り返しだって言ってたけどマイペースでたのむぜ。
仕事に支障きたさない程度でな!!
大学時代の友達も都内で制作会社にいて死んじまいそうなくらい
仕事きついって言ってたからニノも大変だろうと思うし。
無理スンナよ
リアルタイムで読んでるの最初のスレ以来だから
つい書き込んでしまった。
長くてスマソ<(_ _)>
ちなみに俺はまりあよりも彩さん派!
そんなことあるんだ!!
すごいビックリした。
すごいね。
純粋に驚きました。
そだね。体には気を付けるね。ありがとう
(これは今で、俺の体気遣ってくれた全ての人に!)
今見れるイラストの感想を教えてくれまいか
うん。見たんだけどね。
なんか削除なってたよ。
だから見れなかったんだ。
このカレーの画像しか見れなかったww

>>84の絵は見られない?

俺がオダキリジョーみたいになっているww
以下は他の方々の絵です。全ては拾えませんでした・・・。申し訳ありません。
もしこれら以外の画像を保存している方がいらっしゃいましたら、【himasoku123@yahoo.co.jp】に送ってくださると助かります。


特徴は捉えていると思う。
でもリアルに近いほうがいいかな?
それなら情報提供しますが・・・。
おれは絵師じゃないけど
これから描く人のためにおねがい
えーと。
まず油田は黒髪で、センターワケのストレートです。
髪がペタッとしてる感じかな。
あと顔は下膨れですね。
メガネは大きめの銀縁で
背は低いですよ。
まりあはだいたいそんな感じっす。
だたあのショートなんてんだろ・・・。
俺髪型詳しくないから
探してきます。
ここの安部なつみ
みたいなストレートで
黒いバージョンです。
ストレートの少し長め。
両サイドが耳まで隠れるくらい・・・。
油田くんよりボリュームありww
ナベは髪長いですよ。
肩甲骨くらいまであるかな。
茶色で・・・。
髪は画像みたいに束ねていること多いです。
ただアイツは、髪型コロコロ変えすぎて
当時はどんなだったのか覚えてないですww
おれのイメージどおりだwwなんかうれしいww
是非、テンプレに載せたいね
無茶無茶
話言葉で書いていますがいいですか?
以前にまりあは大塚愛って書いたけど
安部なつみの方が近いかもですね。
こうやって見てみると。
顔丸いし・・・。
ありがとう、イメージしやすくなったよ
「もうカイた(ヤッた)?」
目は意外とマジである。
「いえ・・・。まだカイていません。」
「パイオツはどうなんだ?ちゃぃちいのか?(おっぱいは小さいのか?とい意味)」
↑
これは川田さん言っていません。俺が業界用語で遊んでみましたww
こんな化石の様な、業界用語を言う人間いないですww
「いえ。パイオツは・・・でかい・・・です。」
実に素直な後輩といえよう。
散々下ネタで盛り上がったところで
ふと川田さんが真顔になった。
「はい」
「俺は今度、フリー集めて会社興すんだわ」
「へぇー。そうなんですか?」
よくある話だ。
1人でやるより、お互いが仕事を持ち寄れば
その分仕事の幅は広がる。
人数が多ければ、大きな仕事も請けやすい。
ただフリーはプライドが高く、気分屋も多い。
それを1つにまとめるのは大変なことだ。
川田さんにしては、珍しくためらいながらこう言った。
「それで・・・。お前、俺の会社に来ないか?」
「えっ・・・・!!」
俺は絶句した。
まさか自分にそんな誘いが来るとは、夢にも思っていなかった。
「お前を引き抜いたとなると、俺もお前の会社の仕事はもうできねぇ。
それでもお前・・・。来ないか?俺んとこ」
冒険家だなあ
本当だよね。
この時の川田さんは
俺を戦力としては見てなかったと思う。
だた本当に可愛がってくれて・・・。
「あんな会社ダメだよ。
俺がディレクターにしてやんよ!」
っていう師匠の愛情だったと思う。
めちゃめちゃに嬉しかった。
自分の利益を削ってでも
こんな新人の俺を、欲しいと言ってくれたのだ。
俺を拾ったところで、数年は戦力にならない。
それを承知で、川田さんは俺を誘ってくれたのだ。
そんな気持ちに応えたい。
なんていっても川田さんは、俺を蘇生させてくれた恩人だ。
そして師匠だ・・・。
しかし・・・。
俺はまだまだ、あの会社で勉強したいことが山ほどあった。
それに・・・。
川田さんに付いていくには勇気がいる。
ある程度の安定した会社を離れるのだ。
川田さんには失礼だが
川田さんの会社が成功する見込みは、今のところ全くわからない。
そして・・・。
おふくろだ。
俺の就職が決まった時、あれだけ喜んでくれたおふくろ・・・。
おふくろのことを考えても、今は会社を辞める時期ではない。
普通はそう判断するわな
仕事に慣れて自信を持ってからでないと
転職はかなり無謀だしな。
師匠の気持ちは嬉しいけどな。
「すいません。川田さん!今の会社に残らせて下さい!」
縦の関係が絶対であるこの業界において
先輩であり、師匠である川田さんの誘いを断るのだ。
これ位は当然の礼儀である。
川田さんは焦ったように
「お前なにやってんだよ。分かったよ。はよ立て。
みんな見てんだろ。恥ずかしいじゃねーか」と言って
俺を引っ張り起こしてくれた。
そして川田さんは忠告してくれた。
「お前は大事な時なんだ。今の会社で全力でがんばれよ!
んで、こんな時期に落とし穴があるんだ。それに気を付けろ。」
この川田さんの忠告は、後に的中する。
そしてこの時
川田さんの誘いを断ったのは、結果的に失敗であった・・・。
なんだと・・・?
全部気になるよね
俺も渡辺も、そして他の同期も
もはやミスを起こしても、新人では許されない時期にきていた。
そんな中で、渡辺が大失敗を起こしてしまう。
その日、俺がポスプロから帰ると制作部の同期が近づいてきた。
「渡辺がなんかすごいミスをしたようだよ」と教えてくれた。
まずは彼氏に報告といったところか。
彼氏ではなく、ただの隣人なのだが・・・。
「ミスってどんなミス?」
俺は驚いて聞いてみた。
あの冷静沈着な渡辺が、そんなに大きなミスをするとは考えにくい。
「よく分からないけどラッシュ(撮影済みテープ)をダメにしちゃったみたい」
この同期も、事情は詳しく分からない様子だ。
俺はすぐに技術部にいった。
あの同期の言ったことが本当なら、大変な事態である。
この業界において、ラッシュは命ほど大切なものである。
まだ詳しい事情は分からないが
もしこの話が本当であれば
間違いなく取り返しがつかないミスだ。
俺はそこにいた、技術部の同期を捕まえて話を聞いた。
「渡辺がラッシュをダメにしたって本当なの?」
そいつは事情を詳しく知っていた。
「うん。海水につけちゃったらしい・・・」
話のあらましはこうである。
その日渡辺は、ディレクター孤高の天才田畑さんと、
カメラマンは、恐怖の大宮さんというメンバーでロケに出ていた。
俺ならばそんなメンバーでのロケは、丁重にお断りしたいところである。
某大物タレントを使ったロケであった。
タレントが絡むシーンを全て撮り終わり
タレントをバラした(先に帰すこと)後、インサートカット(情景や差し画)を撮影していた。
場所は海辺の防波堤で、日の入りのシーンだったという。
大宮さんが「ニューテープを出せ」と渡辺に指示。
渡辺が慌ててリュックから、ニューテープを出そうとした瞬間。
リュックの中の荷物がバラバラと海の中へ落ちた。
その中にラッシュが混じっていたそうだ。
海水から拾い上げたテープを引っ張り出し
布で拭いたそうだが、そのテープから映像が映し出されることは無かった。
渡辺…渡辺…渡辺ぇぇぇぇぇぇっぇぇ!!!
仕事を任されるようになれば
ミスが数十万、数百万なんてのは
ザラだからな
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
とか急かされると、急に注意力散漫になってしまうよな
うるせーな、ちょっと待ってろボケ
くらいの大物だとそうでもないかもしれんが…
渡辺いい奴なんだろうな…
一生懸命サポートしようとして
ちょっと焦っただけなんだろう
>>315
日の入りは止められないからね。
大宮さんも早目のテープチェンジをするべき
だったと思う
事情を説明して返ってきた答えは
「海水は無理ですね・・・。真水でも相当厳しい状態です」
という切ないものであった。
責任感が人一倍強い、渡辺の心境を思うと胸が痛む。
とにかくこうなってしまった以上
考えられるのは再撮影である。
しかしタレントのスケジュールは押さえられるのか?
相手は大物である。
スケジュールはビッシリであろう。
しかしこっちにもO.Aがある。
テレビ番組はどんなにあがいても、納品を延ばすことが出来ない商品だ。
それに間に合うように
タレントを押さえるのは、かなり難しい作業と思える。
奇跡的に押さえたとしても、二重のギャラが発生する。
責任は全てこちらにある。当然のことだ。
しかしこれも頭が痛い。
完全に予算オーバーとなるだろう。
そのラッシュには大宮さん渾身のカットが入っていたそうだ。
特機(特殊機材)を多用し、何日も前から準備をしていたという。
撮影は基本的に最初が1番良い。
インタビューひとつでも
最初と2回目では、タレントやスタッフのノリが違う。
いくらプロでも「あーあ。やり直しかぁ」という気持ちはどうしても抑えられない。
長時間掛けて撮影をしたものと、全く同じことをするのだ。
無理もないだろう。
そして天候もあれば、全ての条件が最初と同じになるは難しい。
映画ならば日待ち(太陽が出るの待つ)もするが
番組ではなかなかそうもいかない。
どうしても、最初の方が良かったというカットが出てくる。
それらのことを考えれば
これは俺の起こしたミスにも匹敵する。
俺は今の渡辺の立場を考えると、胃がキリキリと痛んだ。
その時、渡辺が技術部の部屋に入ってきた!
俺はこんな渡辺を見たことが無かった。
「渡辺・・・。お前ラッシュ・・・」
渡辺はかなり無理な笑顔をつくる。
無理しなくていいから!
別に笑わなくてもいいから!!
「うん・・・。大丈夫・・・だよ」
そういって渡辺は、持っていた荷物をロッカーに入れると
「なんか会議をするみたい・・・。スタッフで。行かなきゃ・・・」
そう言って部屋を出ていった。
会議・・・。それは事態の深刻さを物語っていた。
渡辺の問題は、会社レベルにまで発展している。
悔しいが俺のような新入社員には
力になれることが何もが無い。
俺は自分のデスクに戻ると
メールの受信に気づいた。まりあからであった。
「今日ゎぉ仕事ぉそぃですカ?(’ー’*)ノ」
俺もだ
ぉれもだょ☆ゞ(#^∀^)ノ
がっちり使いこなしてんじゃねーかwwww
帰ろうと思えば21時には帰宅できる。
俺は渡辺が心配であった。
なんとか励ましてあげたかった。
しかしそれをまりあの誘いを断る理由にするのはおかしい。
付き合って下さいと、お願いしたのはこの俺だ。
ずっと大切にすると、心の中で約束したはずだ。
しかもここ最近は、仕事の忙しさですれ違いが多く
ゆっくりと会うこともあまり無かった。
俺はまりあに「21時に帰ります」とメールを送った。
「(o・。・o)りよぉーかぃ♪シ(*^・^)CHU~☆つくってまってます(≧∇≦)ノ」
シ・・・チュー・・・かな?
それとも二宮が思い出して書いてるのかね?
>>361
大体の記憶ですね。
メールは毎日見てたし完全にコピーできますね。
とりあえず母音は小文字。
「か」はなぜか「カ」
シ(*^・^)CHU~☆は記憶に残っていたものです。
ただし顔文字はコレと違うと思います。
こんな感じですかね。
仕事の終わり時間を、メールするなんて・・・。
まるで新婚カップルのようではないか!
しかしそんなことはどうでも良い。
いま心配なのは渡辺である。
渡辺の話は今晩、部屋を訪ねて聞いてみることにした。
「おかえりなさい!」
部屋に行くと、まりあが満面の笑顔で出迎えてくれた。
仕事の疲れが一気に吹き飛ぶ。
更には、またしてもエプロンなんぞをしてやがる。
可愛すぎてムカつくという感情を、俺はこの時はじめて体験した。
ビールで乾杯をしたあと
俺たちはまりあが作ったシ(*^・^)CHU~☆を食べた。
まりあの作る料理は、カレーに限らず全てが美味かった。
おふくろの作る料理にすら肉迫している。
これは将来が末恐ろしいミスター(ミス)味っ子であるといえよう。
そう言ってまりあが俺の前に麦茶を置いてくれた。
「明日は早朝ロケだよ。5時起き」
「大変だね。起こしてあげようか?」
この夫婦のような会話が実に喜ばしい。
「いや。いいよ。まりあも眠いだろうし。寝てな。」
俺はロケなら、どんな時間でも1人で起きられる。
逆に3日ほど寝ていなくても行ける。
業界の人は、みんなそうだろうが・・・。
「う~ん。でも起こしてあげるね!」
う~ん。カワユス・・・。
「今日は早く寝なきゃだね」
「そだね。そろそろ部屋に帰って寝るよ・・・。」
俺は渡辺の部屋を、訪ねることを黙っていた。
特に大きな理由はない。
完璧主義の渡辺のミス。
それをまりあに話すのが、渡辺に申し訳ないような気がしたのだ。
俺が逆の立場でも、やっぱり黙っておいて欲しい。
「ごちそうさま」
そういって俺は立ち上がった。
女ってのはココロが弱い生き物なんだぜ
それが高じてウザイになる奴もいるが…
俺はついこの間、逆にそれを勘ぐって言ったらふられた\(^o^)/
死亡フラグか
他意が無くても彼女以外の♀に会う時は彼女に報告しておいたいいってアドバイスあるよな
そういうとまりあは、俺にキスをしようとしてきた。
自然にしているようだが、なんとなくぎこちない。
よくドラマなんかで観る
「行ってらっしゃい!アナタ♪」チュッ♪
ってのを再現したいのだろうが・・・。
まりあは俺の唇の位置を、ロックオンするのに手間取り
それを外さないように、ソロソロと唇を近づけてくる。
俺も
「キスが来るっ!」と
どうしても分かってしまう。
でもそんなまりあのキスは可愛かった。
俺は自分の唇と、まりあの唇が触れるのをジッと待った。
そう言って俺は302号を出た。
そしてその足で304号のインターホンを押した。
自分だけが浮かれているわけにはいかない。
同期が苦しんでいるのだ。
俺には何もしてあげることは出来ないが・・・。
「はい・・・?」
304号のドアホンから渡辺の声が聞こえた。
よし!帰っている。
「二宮だけど。ちょっと話があって・・・」
すぐに304号のドアが開いた。
「二宮くん・・・」
渡辺の顔色は、会社で見て時よりも幾分良くなっていた。
しかし元気がないのは、ありありと分かる。
「とりあえず中にどうぞ」
そういって渡辺は俺をリビングに入れてくれた。
向かい合って座る。
おれは少し遠慮気味に聞いてみた。
「うん・・・。とりあえず制作さんが、再撮影の準備を進めてくれる・・・。」
そうなのだ。
この業界で技術のミスは、最後に制作に廻ってくる。
自分でどうにか出来れば、渡辺も少しは気が楽だろうが・・・。
しかし技術の人間に出来ることは、撮影現場にしかないのだ。
「少しは元気・・・出た?」
「うん・・・。でも元気は・・・ないかな・・・。」
渡辺の弱気な発言は極めて珍しい。
そうとう落ち込んでいるのが分かる。
「落ち込むなよ。リュックから荷物が落ちたんだろ?
それは不注意といえばそれまでだけど・・・。仕方ない部分もあるよ。」
俺の言葉を聞いて、渡辺は静かに首を横に振った。
「私がね。落ち込んでいるのは・・・。もっと別の部分・・・。」
なんだろう??
私ね、一瞬体が固まったの。どうしよう!!ってね。」
そりゃそうなるだろう。
「でもね・・・。田畑さん早かった。次の瞬間には海に飛び込んでいた。
きっと考えるよりも先に、体が動いたんだね。
もちろん田畑さんの携帯は壊れて、財布もズブ濡れ・・・」
あの人ならあり得る。
あの天才が1本の作品に掛ける執念は異常なくらいだ。
それは一緒に組んだことのない俺でも分かる。
「私ね。甘いなって思ったの。
作品に掛ける情熱が田畑さんの足元にも及んでいない。
自分では頑張っているつもりだったけど
私はやっぱり作品をそこまで愛していなかった・・・。」
渡辺は小さな声で言った。
「それがね・・・。悔しいの・・・」
真面目過ぎるよ。渡辺・・・。
おまえらの予想とは大違いだwwwwwww
実際のその現場で海に飛び込める人間なんて
ほんの一握りなんだろうけど
・・・実際それを目の前で見ちゃうと悔しさが出てくるだろうな
俺も食いたくなってきた
とりあえず、うp

後悔はしていない。
>>411
テラ旨そうwwww
誰にもできないよ。
少なくともあの会社では誰もいないよ。
それに制作と技術では、仕事の形態が違いすぎる。
制作は作品の生い立ちから、O.A終了までが仕事だ。
その中には様々な工程がある。
その工程の中で、技術が関わる部分は撮影現場だけである。
制作と技術で、1本の作品に対する情熱が変わるのは仕方がないことだ。
渡辺の心意気は素晴らしいと思う。
でもそれはあまりにも無理があるよ。
「渡辺。お前疲れるぞ・・・。その考え方は」
渡辺は下を向いて
「そうかもね・・・。」
と呟いた。
俺は最後に
「元気出せよ・・・。」
そう言って立ち上がった。
渡辺は
「ありがとう・・・。」
と言って考えこんでいた。
俺はソッとリビングを出て
304号の部屋のドアを開けた。
その瞬間、302号のドアも同時に開いた。
中からは当然、まりあが出てきた。
俺とまりあの目が会った。
この冷や汗はなんだ…。
少しずつ・・・。
少しずつ・・・。
ズレ始めたのは、この瞬間からだったのかもしれない。
まりあがキョトンとした顔で俺を見ている。
やばい・・・。
何か言わないと。
やばい・・・。
俺はまりあの部屋を出る時に、すぐに寝ると嘘をついていた。
「・・・なんで?」
先に口を開いたのはまりあだった。
俺はついとっさに
「渡辺を慰めようと・・・」と言いかけて言葉を飲んだ。
そうだ。
今回の渡辺の件はまりあには話していない。
いや。話しちゃいけないんだ。
この辺で勘弁してほしい。でもやめないでほしい。
出た言葉は我ながら嘘臭かった。
仕事の打ち合わせなら、会社ですればいい。
会社で出来なければ、電話ですればいい。
時間は23時。
同期とはいえ
1人暮らしの女の子の部屋に行って、話す時間では無い。
何かを考えている表情のまりあ。
しばらくの沈黙があった後
「そう・・・。私コンビニ行ってくる。おやすみなさい」
まりあそう言ってエレベーターに姿を消した。
付き合う上で相手を不安にさせちゃいけないよ
不安に・・・・。・゜・(/Д`)・゜・。うわぁぁぁぁん
若い時はそれがわからない。
想いは言葉にしいと伝わらない。
言葉は相手に伝わらなければ意味が無い。
「起きれなかったら起こしたことにならねえよカーチャン!!」
と同じ理屈なんだよ。
まりあが逆にそんな事してたらつらいって思うもんだけど
ニノの気持ちもわからんでもないww

ご馳走様でした(・人・)
はえーよw
よくかんで食べなさいってカーチャンにいわれただろ
カレー食ってくるorz
ふと疑問に思ったんだが、二宮は辛さどうしてる?
因みにさっきのは2辛にしてみた。
1辛でトビ辛ドバーです。
まずかった?納豆フラチキ
俺結構好きかもwwwwwwしかし女の子と一緒じゃ(ry
まぁ、一緒に行くような女の子は居ないけどなwwwwww
暦は師走に入っていた。
社会人になって、初めての年末を迎える。
あの夜以降、まりあからのメールは増えた。
でもまりあは決して、俺と渡辺の関係を追及してくるこなかった。
メールは全て他愛のないものであった。
この時のまりあは、俺との関係が心配であったのかもしれない。
俺は仕事の合間を見つけてはメールを返した。
出来る限りは・・・。しかし・・・。
この時の俺の仕事量は、尋常では無かった。
1本の作品が終了間近→次の仕事が入る。
それが終了間近→次の仕事が2本入る。
その2本が終了間近→次の仕事が4本入る。
こなせばこなしていくほど、仕事量はねずみ講のように増えていった。
頼まれた仕事は、大小関係なく全て受けた。
若さかなのか?これが経験というものなのか?
仕事量は完全に、俺のキャパシティを超えていた。
それに気づいていなかった。
次第にまりあへの返信が困難になっていった。
その数は序々に減っていた。
・・・・・・・・・_| ̄|○
俺も10分ほど休憩しようかな。
さすがに当時を思い出すと
吐き気がしてくる・・・。
ゆっくりやすんどいでー
オツカレー
無理せずゆっくりでいいんだよ
しかしなまじ若いので体力がある。
睡眠時間を5時間から4時間。
そして3時間と減らしていき、仕事をこなしていく。
もはや何も見えていなかった。
俺はいま抱えている仕事をこなすことだけに全力だった。
とにかくそれが、一人前のディレクターになる道だと信じていた。
さすがにそんな俺の状況を、心配してくれる先輩もいた。
「そんなペースで仕事をやっていたら潰れるぞ!」
しかし当時の俺は、そんな言葉に耳を貸さなかった。
聞く耳も持たず、一心不乱に仕事をした。
まりあと会う時間は極端に減少した。
この頃になると、川辺や遊園地でデートをしていたのが
遠い昔のことのように思えた。
この時期は隣に住んでいながらも、まりあの顔を見ることは無かった。
家に帰らないのだから当然である。
仕事覚え初めて、自分の時間も忙殺されるような時期って仕事に達成感とか楽しさも感じちゃってるんだよな。
で、若くて体力もあるからボンボンこなす→大きな意味で自己管理できずに体力とかプライベートを食いつぶしちゃってたのかなと思う
仕事もがんばるし、仕事中も彼女からメールが
くればがんばって返信してしまうよな。
でも、彼女には仕事中は基本メールもできないし
電話も出れないって言っておかないと
あとあと大変になるんだよなぁ。
ニノも若さ全快って感じだもんな。
それもシャワーを浴びて
着替えを用意すれば、すぐに会社へ戻る。
2週間1度も帰らないこともあった。
それでも俺のまりあに対する、愛情が薄れていたわけではない。
いま抱えている仕事さえ終えれば
まりあと会う時間を確保できると思っていた。
しかし仕事は、無くなるどころか増えてゆく一方だった・・・。
そんなある日、女性プロデューサーの白井さんが声を掛けてきた。
「二宮くん。長尺物のディレクターしてみない?」
俺は即答だった。
「はい!やらせて下さい」
狂っていたとしか思えない。
今の状態でどこに、長尺物のディレクターをやる余裕があるのだ?
先に言っておくと…
白井さんは俺の嫁
いいの?定年間近のおばさんだよww
('A`)
今までが今までなだけに期待したかったんだよ。
短尺物しか経験していない俺には、長尺物は魅力的だった。
しかもディレクターをやらせてもらえるのだ。
これは俺に巡ってきた大チャンスだと思った。
「二宮くん長尺やったことないから、私もフォローするから」
この言葉で俺はかなり安心した。
大丈夫だ!できる!
睡眠時間を3時間から1時間に削れば
1週間に21時間確保できる。
当時の俺は、本気でそんなことを考えていたのだ。
しかしこの長尺物の仕事を受けたことが
地獄の1丁目への入り口だった。
これは・・・・。掛け算間違っている。
いや・・・。引き算だ・・・。
睡眠時間を3時間から1時間に削れば
1週間に21時間確保できる。
一週間に確保できるのは14時間・・・うはっ!!
7時kいやなんでもない。
1時間削るんじゃなくて
1時間に削る
つまり3-2=1ってこと
1時間削るんじゃなく「1時間に」
3-1=2です
どっちだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
うん、言いたいことはわかるwwww
「3時間から1時間にして」にすれば
良かったね。
まぁ最初の21時間はあり得ませんがwwwwww
もちつけ ( ゚Д゚)⊃旦 < 茶
各自納得しろよww
どちらにしても、パンク状態だったってことで。
1週間に1度のO.Aで、リポーターが色々な場所を訪れ
地域の人々と触れ合い、その土地を紹介していくものだ。
番組名を仮に「旅日記」としておこう。
俺の担当O.Aは来年1月の末週であった。
まだまだ時間はある。
なんとか旅日記の制作期間に入るまでに
他の仕事のメドを立てなければ。
なにせ初めての長尺物だ。
時間にゆとりが欲しい。
構成や制作手法を勉強するのにも時間がいる。
しかしそんな俺に追い討ちを掛ける事態が発生した。
社内が静かである。
今日はロケが多いのであろう。
そんな時、プロデューサーの片桐さんが声を掛けてきた。
「二宮。悪いけど今から局(TV局)に行くんだ。少し付き合ってくれ」
「はぁ・・・。でもどうして俺なんですか?」
片桐さんの話はこうだ。
この日は局で、新番組の打ち合わせがある。
うちの会社がそれを受けるらしい。
局側はディレクターを交えて、打ち合わせがしたいそうだ。
しかしこの日、社内にはディレクターがいなかった。
そこでとりあえず、急場しのぎに俺を連れて行きたいというのだ。
「ディレクターは持ち回りで受ける。この二宮もその1人である。」
片桐さんはこう紹介するそうである。
もちろん俺がディレクターをする予定はない。
番組が回転しはじめると、俺はフェードアウトする計画だ。
俺は適当に、相槌を打ち
1本目を担当するディレクターのために
制作進行の過程を聞けばいいとのこと。
「はぁ。打ち合わせに出席するくらいなら・・・。俺で良ければ・・・。」
この返答が、地獄への片道キップになった。
この時の俺の判断は、その後の人生を大きく変える。
もしこの申し出を断っていれば
俺は今と別の人生を歩んでいたに違いない。
何気ないこのやり取りは、人生の大きな分岐点だったのだ。
自分はまだ大学生のガキだが、すごく胸にしみるよ
局P(TV局のプロデューサー)と局Dが出てきた。
局Pクラスになると、制作会社クラスからすれば神である。
ご機嫌を取らねば、うちの会社に仕事が回ってこない。
「これがディレクターの二宮です。」
片桐さんが俺を紹介した。
「よろしくお願いします。」
俺は内心ドキドキしていた。
おいおい大丈夫かよ?
俺みたいな若造で・・・。
しかしそんな俺にも、局Pと局Dは
「よろしく!」と言ってくれた。
とりあえずホッ・・・。
「早速、打ち合わせを始めましょう!」
局Dの木下さんの言葉で打ち合わせが開始した。
ふむふむ。なるほど。
朝の生番組が立ち上がるそうだ。
仮に番組名を「モーニングステーション」としておこう。
(安直でサーセンwwww)
うちの会社の担当は、その中のコーナーV(TR)である。
尺は15分前後。
旬の流行を捉えて、それを紹介するVである。
「それで二宮さんには、こんな感じの演出で創ってもらいたいんです」
え・・・??。
え・・・・・・・??
俺は話を聞きに来ただけですが?なにか?
しかし木下さんの話に「ほうほう」と頷いているだけだ。
ちょっ・・・。片桐さん?
俺が1本目の担当じゃないって言わないと!!
このままだと木下さん勘違いしちゃいますよ?
そんな俺の思惑とは裏腹に
打ち合わせはどんどん進行していく。
話題は完全に、1本目のVの内容にまで及んでいった。
今さら俺が1本目を担当しない
とは言えない空気になっていた。
それが言えるのは片桐さん。
あんただけなんだよっっ!!!
その片桐さんが俺に言った言葉がこれだ
「二宮他に質問はないか?木下さんと一緒に頑張ってくれよ!」
・・・・・・・・・。
俺は言葉が出なかった。
「1回目のO.Aは来月の2週生目です。一緒にがんばろう!」
木下さんが握手を求めてきた。
俺は木下さんと握手をしてしまった。
この状況で、断れるほうがどうかしている。
しかしそれはまさに、契約成立を意味した。
俺は焦った。
一体どこにそんな時間があるんだよ・・・。
また来るとは思います。ノシ
にのん乙!!
続き楽しみにしてるぜ! うまい飯くってこいよな。