
任天堂は29日、3D(3次元)対応の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS(スリーディーエス)」を日本で来年2月26日に発売すると発表した。価格は2万5000円。専用の眼鏡をかけずに3D映像を楽しむことができるのが特徴で、2004年に発売した「ニンテンドーDS」の後継機となる。
3DSは、現行のDSと同様に2つのディスプレーを搭載し、上部は3D映像の
表示、下部は画面を直接触って入力するタッチパネル操作に対応している。
3D映像の奥行きを手動で調節できるほか、背面に設置した2つのカメラを
使って3D画像を撮影できる機能も搭載した。
任天堂の岩田聡社長は同日、千葉市美浜区の幕張メッセで開いた会見で
「キャラクターが立体になることで迫力が増す。奥行きや距離感が認識
しやすくなり、ゲーム空間を自由自在に動き回れるようになる」と述べた。
ソニー・コンピュータエンタテインメントも据え置き型ゲーム機「プレイステーション3」
で3D対応を進めるなど、ゲーム機でも3D時代が幕を開ける。

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